発泡スチロール(EPS)は軽くて便利。でも、廃棄の瞬間から“厄介者”になります。かさばるので保管場所を取り、運搬は空気を運ぶようなもの。4t車でも積める重量は限られ、処理コストが膨らみがちです。
この問題を現場で解決する考え方が、粉砕→(必要なら洗浄)→減容(溶融/圧縮)**という流れ。きちんと組めば、処分コストを抑えつつ、インゴット/ブロックとして再資源化ルートに乗せられます。
導入設計はここで8割決まります。
発泡スチロール粉砕機は、減容前の前処理として使いやすい位置づけです。仕様例として、パワー(2×4kW)や生産能力(400〜600kg/h)などが示されています。
粉砕して粒度を揃えるだけで、投入が安定し、次工程のムダが減ります。
汚れがあるEPSは、洗浄・乾燥を挟むのが現実的です。Triton発泡洗浄機は、処理能力200〜300kg/h、コンベア・粉砕・脱水・圧縮までの構成要素と動力の目安が掲載されています。
さらに、汚染EPSを処理してブロック化し、ブロックの買い戻しに触れている点も、出口設計のヒントになります。
全自動のMARS PROは、粉砕・減容・自動切断・水冷装置・自動運転・自動梱包といった一連の自動化が説明されており、1人運用を想定した効率化がポイントです。
仕様例として、圧縮率90:1、処理能力300kg/h、圧縮後密度600〜800kg/m³などが提示され、対象物にはEPSだけでなくEPP/EPE等も含まれています。
どう選ぶ?「減容(溶融)」と「洗浄ライン」の分かれ道
減容・洗浄の設備は、入れた瞬間に利益が出るものではありません。効くのは次の2つです。
MARS PROの説明では、減容によって処理コストを抑え、完成したインゴットを付加価値として販売できる考え方にも触れられています。
洗浄ライン側でも、汚染EPSをブロック化し買い戻しに言及しており、出口づくりの方向性が見えます。