水産市場や鮮魚店、水産加工場では、使用済みの発泡スチロール魚箱(EPS魚箱)が日々発生します。荷受けや加工作業が終わると、空箱がバックヤードに積み上がり、残った氷や水、魚の残さの処理にも手間がかかります。軽くてもかさばるため、回収までの保管場所に困ることも少なくありません。
使用済みの魚箱が日々大量に出る現場では、減容機や圧縮機でインゴットや圧縮ブロックに加工することで、保管・運搬時の容積を抑えられます。GREENMAXは、魚箱の状態や発生量に応じた設備をご提案し、処理後のリサイクルまでサポートします。
かさばる魚箱がバックヤードを圧迫
発泡スチロール魚箱は、輸送中の鮮魚を保冷・保護する一方で、使い終わった後も大きな容積が残ります。入荷が集中する時間帯には、空になった箱やふたが次々に発生し、荷受けや加工の場所を確保するために、何度も移動させなければならないことがあります。回収までの間隔が長い場合や入荷量が増えた日には、保管場所の不足がさらに目立ちます。
毎日大量の魚箱を扱う市場や水産卸売業者、加工場では、現場で減容することで、空箱の整理や移動にかかる手間を減らせます。処理後の材料をまとめて保管し、搬出しやすくなる点もメリットです。複数店舗を運営する企業では、既存の回収体制を活用し、一つの拠点に集めて処理する方法も考えられます。
氷や水、魚の残さが付いた魚箱はどう扱う?
魚箱を減容機に投入する前に、残った氷や水を取り除き、目に見える魚の残さを除去します。内袋、結束バンド、吸水シートなども分別し、発泡スチロール以外のものが混入しないようにします。こうした前処理は、設備の安定運転と回収原料の品質維持につながります。
洗浄が必要かどうかは、汚れの付着状況によって異なります。比較的きれいな魚箱と、魚の身や油分が多く残った箱は分けて扱い、洗浄したものは水切りをしてから処理します。減容機はEPSの容積を小さくする設備のため、異物の分別や必要な洗浄は投入前に行います。
現場によって魚箱の汚れや水分の状態は異なります。実際に使用した魚箱の写真やサンプルがあれば、前処理を含めた具体的な処理方法をご案内できます。
GREENMAXの減容機・圧縮機で魚箱を再生原料へ
EPS魚箱の減容には、加熱して溶融する方式と、機械的に圧縮する方式があります。前処理を終えた魚箱を破砕し、保管や運搬に適した密度の高い材料へ加工します。
GREENMAX J-C50は、電熱ヒーター方式で破砕後のEPSを溶融し、板状インゴットに成型する設備です。処理能力は50 kg/h(公称値)で、自動切断装置と活性炭吸着方式の脱臭装置を備えています。成型したインゴットを一定の長さに切断できるため、処理後の整理や回収がしやすくなります。脱臭装置は処理時の臭気対策を補助し、設置環境に応じて換気も考慮します。
GREENMAX APOLOシリーズは、破砕とスクリュー圧縮によってEPSを圧縮ブロックに加工します。材料全体を加熱溶融させずに、機械的な圧縮で魚箱の容積を減らす方式です。魚箱の大きさや日々の発生量に応じて、機種や仕様を選定できます。
魚箱への導入例として、オランダの水産企業Muijs SeafoodでもGREENMAX A-C200が使用されています。実際の活用については、魚箱の圧縮リサイクル事例をご覧ください。
溶融式と圧縮式のどちらが適しているかは、魚箱の状態や作業環境、処理後の回収ルートによって異なります。GREENMAXでは、必要に応じてサンプルテストを行い、投入から処理後の仕上がりまで確認したうえで設備をご提案します。
空箱の山を、まとめて搬出できる形に
減容すると、かさばる空箱が、まとめて保管できるインゴットや圧縮ブロックになります。同じ量の魚箱でも必要な保管スペースが小さくなり、材料の移動や搬出を計画しやすくなります。容積の大きさが原因で回収回数が増えている現場では、輸送スペースの有効活用にもつながります。
設備を日常の作業に組み込む際には、魚箱が発生するタイミングも大切です。市場では荷受け後に空箱が集中し、加工場では作業の進行に合わせて継続的に発生する場合があります。魚箱の投入から処理後の材料の回収まで、作業動線を整えることで、余分な運搬を減らせます。
GREENMAXでは、普段使われている魚箱の寸法や現場のレイアウトをもとに、投入しやすさと処理後の材料の取り出しやすさを考慮した設備配置をご提案します。
減容した魚箱をリサイクルにつなげる
分別・減容したEPS魚箱は、再生原料として次のリサイクル工程につなげることができます。溶融インゴットは十分に冷却してから整理し、圧縮ブロックは異物の混入や再汚染を防いで保管することで、回収原料の品質を保ちます。
魚箱が継続的に発生する企業では、減容後の材料を定期的に搬出できるようにすることも大切です。GREENMAXは設備のご提案に加え、減容材の回収・買取についてもご相談を承っています。買取条件は、材料の品質、数量、所在地などによって異なります。
魚箱の処理についてGREENMAXにご相談ください
魚箱がバックヤードを圧迫している、整理や運搬に手間がかかるといったお悩みはありませんか。お問い合わせフォームに、ご連絡先とおおよその発生量、所在地をご記入ください。
魚箱の写真も添付いただければ、GREENMAXが現場に合った減容機・圧縮機と回収方法をご案内します。